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歯・口のケアは全身の健康につながります!

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口腔の健康状態と全身的な健康状態の関連

口腔の疾患はさまざまな全身疾患と関連していることが報告されており、口腔の健康状態は全身的な健康状態と密接な関連があります。そのため、口腔の健康状態を維持、改善するための歯科治療は、全身的な健康状態の維持にとって欠かせないものと考えられます。

むし歯の特徴・原因・進行

むし歯は世界で最も多い疾患として知られており[1]、未治療のむし歯は日本でも多くの人に存在します。さらに近年は高齢者において、むし歯は増加しています[2]。むし歯は細菌が糖質をもとに作り出す酸が歯を溶かすことで生じます。唾液は酸を中性に近づけたり、溶けかけた歯を修復する役割を持ちます。多くのむし歯は歯の間や奥歯の溝から発生し、特に溝の細菌は歯磨きでは取り除けません。そのため歯磨きをしていればむし歯が防げるという常識は現在では正しくないことが分かっています。さらに生物医学的原因だけでなく、社会環境・生活環境の重要性が認識されつつあります。

歯周病の予防と治療

歯周病予防の基本は歯垢がつかないようにすることで、毎日の歯みがきや定期的な歯石除去が有効です。しかし歯周病になった場合は歯科医師や歯科衛生士がもっと専門的に歯の清掃をしたり咬み合わせの調整を行ったりします。また重度の場合は歯ぐきの手術が必要なこともあります。

口臭の治療・予防

口臭には生理的口臭と病的口臭がありますが、その原因はほとんどが舌苔(ぜったい:舌の表面につく白い苔状のもの)です。したがって舌の清掃による舌苔の除去が最も有効な予防法です。また何の自覚もないのに家族から口臭を指摘されるようになったら、歯周病が原因の可能性がありますので歯科医院での専門的な検査・治療が必要です。

用語辞典

口腔ケア

狭義での内容は「口腔清掃」、広義ではそれに「口腔機能訓練」を加えるのが一般的な捉え方である。

プラーク / 歯垢

歯に付着した細菌が繁殖したかたまり。
う蝕や歯周病の原因となるため、ブラッシングで取り除くことが口腔ケアの基本となる。

歯石

プラークが石灰化して硬くなったもの。歯科医で定期的に除去することが必要。